QOL FOR CAT ライフステージ別ケアポイント

「幼猫」のためのQOL

(1)かかりつけの動物病院をつくる

 

 病気になってから慌てなくてすむよう、普段から気軽に相談できる、かかりつけの動物病院をつくっておきましょう。
 子猫を迎えたら、まず健康診断のために動物病院へ。寄生虫の検査や、ワクチン接種の相談をしたりすれば、病院の雰囲気もわかります。施設が清潔か、動物に対する態度が優しいか、説明はわかりやすいか、治療内容は納得できるか、会計は明瞭か…などをチェックポイントに、信頼できる病院を見つけてください。

(2)「ワクチン接種」は必ず実施

 

 子猫は、生後2~3ヵ月ごろまでは、母猫から初乳を通じてもらった移行抗体によって病原体から守られています。しかし、この母譲りの免疫が切れてくると、様々な感染症にかかりやすくなるため、ワクチン接種が必要です。現在、ワクチンがあるのは以下の病気です。

★猫カリシウイルス感染症 
★猫ウイルス性鼻気管炎 
★猫汎白血球減少症 
●クラミジア感染症 
●猫白血病ウイルス感染症

 なかでも重要な3つの感染症(★印)は、3種混合ワクチンで予防できます。生後2~3ヵ月ごろに1回目、その3~4週間後に2回目を接種します。
 この他にも、猫には危険な感染症が多いので、感染源との接触を避けるためにも、完全室内飼いが望まれます。

(3)「内部・外部寄生虫」の駆除・予防

 

 寄生虫には、体内に寄生する「内部寄生虫」と、皮膚や毛の根元などにつく「外部寄生虫」があります。
 猫に多い内部寄生虫には、猫回虫、瓜実条虫、コクシジウムなど。腸管内に寄生して、下痢や腹痛、嘔吐、貧血などの原因となり、子猫の場合は発育不良になることも。また、蚊が媒介し、心臓に寄生するフィラリアは、犬だけでなく猫にも感染し、急死を招くこともあります。
 一方、外部寄生虫の代表的なものはノミとダニ。吸血によって激しいかゆみや皮膚トラブルを起こすだけでなく、ノミは瓜実条虫も媒介します。
 体力のない子猫は、特に被害が大きくなりがち。しかも、母猫から感染しているケースも多く、外に出したことがない子猫だからといって、安心できません。子猫を迎えたら、動物病院で検査・検便をして、駆除・予防の徹底を。

(4)「避妊・去勢手術」で発情期の行動抑制や病気予防

 

 メス猫は性成熟すると、年3~4回、発情期を迎え、人間の赤ちゃんのような独特の大きな声で鳴き続けます。一方、オス猫は、メスを求めての放浪、オスどうしのケンカ、尿をあちこちにかけるスプレー行為などで、飼い主さんを悩ませます。
 避妊・去勢手術をすれば、こうした発情期特有の行動を抑え、完全室内飼いがしやすくなるとともに、生殖器や性ホルモンに関わる病気も防げます。将来、繁殖の予定がなければ、避妊・去勢手術を検討しましょう。
 手術の時期は、性成熟前が理想的といわれ、生後6~8ヵ月ぐらいがめやすとなります。なお、手術後は代謝率が低下し、太りやすくなる傾向があるので、運動不足や食事管理に注意を。

(5)「ボディケア」に慣れさせる

 

 ボディケアは、子猫の時から慣れさせないと、嫌がってさせてくれません。小さいころから十分なスキンシップをし、体中、どこでも触らせてくれるようにしましょう。
 ブラシやクシを使ったお手入れも、最初は短時間から。押さえつけたり、毛を引っぱったりの無理は厳禁。また水を使ったシャンプーは、3~4カ月齢を過ぎてからにしましょう。
 耳そうじは綿棒でそっと耳の中をふき取る程度に。また猫の爪は割れやすいので、爪切りの際にやすりがけは不要です。
 歯磨きは、順を追って慣れさせます。最初はあごや口のまわりをなでる→口の中に指を入れてみる→ガーゼを巻いた指で、歯の表面や歯茎をマッサージ→歯磨きに抵抗がなくなったら、ペット用の歯ブラシで、本格的な歯磨きを開始してください。

(6)幼猫期に注意する病気

 

幼猫期に注意する病気としては、ウイルスや寄生虫による感染症や遺伝性疾患などがあり、それらは放っておくと慢性化して重い症状を引き起こすことがあります。未然に防ぐために、幼猫の病気について理解を深めましょう。

ノミアレルギー性皮膚炎 回虫症 耳疥癬(ミミヒゼンダニ感染症) 猫カリシウイルス感染症 猫のフィラリア症
※ご紹介する病気は今後も追加する予定です。お楽しみに!

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